スピリチュアル保健室に来てくれる方たちには共通点があるように思います。

 

自分自身にとても厳しすぎるってことです。

 

向上心が高いという見方もできますが、

自分に厳しすぎるために、【今ここにいる自分】がなかなかゆるすことができすに葛藤が増えてしまう。。。

 

そういう方が訪れるたび、

僕自身もまだまだ自分に厳しいんだなぁって気づきます。

自分が出会う人は皆、自分の中の何かを気づかせてくれるための鏡として引き寄せているわけですから。

 

 

自分に厳しくなると、自然と他人にも（僕の場合、クライアントさんにも）厳しくなっていく気がします。

 

自分と他人の境界線は幻想ですからねぇ……

 

いつだって自分を責めるのは自分自身です。

 

形の上では他人に責められたとしても、

それを気にしなければ、早めに手放すことができれば大した影響は受けることはないのです。

 

しかし、なかなかそう簡単にはいきませんね。

 

他人に何かを言われたとして、それを気にし続けた場合、相手に代わって今度は自分が自分を責める状態に移行します。

 

 

誰かがあなたに発した言葉は1回だけだとしても、

言われた後で、言われた言葉を何百回、何千回と心の中でリピートしているのは自分自身ですよね。

 

相手に言われた回数の何百倍も厳しい言葉を自分で自分にぶつけ続けるのです。

 

 

違う例えをするのなら、

 

自分にとって嫌なテレビドラマを見てしまったとして、

 

放送されたのは1回だけなのに、

 

録画したものを繰り返し見てしまうようなものです。

 

 

 

ずーっと相手に攻撃され続けているような感覚に陥ってしまう……けど、攻撃を続けているのは自分自身。

 

 

 

まずは責めている自分に気づくこと。

 

「責めているのは自分自身だ」といつでも思い出せるようになりたい……そう決心するだけでも変化は生まれます。

 

責めるのをやめれば気持ちが楽になるだけでなく、状況もだんだんと良い方向に向かっていきます。

 

それが引き寄せの法則です。

 

 

自分が見ている現実は、いつだって自分の心の中ですからね。

 

 

 

霊的に進歩するほど無邪気で楽観的になっていきます。

 

 

地球人より霊的進化した異星人もそうです。

(この霊的進化という意味はテクノロジーの進化とは関係ありません)

 

 

その進化は自分を責め続けた先にあるのではなく、

 

自分を追いこんでゆく苦行の果てにたどり着くわけでもありません。

 

 

『自分はこうでなきゃいけない』というこだわりを捨てていった先にあるものです。

 

 

「本当の自分になりたい」

 

「こだわりを捨てて生きたい」

 

これもこだわりの一つではないか、

矛盾したことを言っているんじゃないかと思われるかもしれません。

 

 

「本当の自分になる」という表現はわかりやすく例えただけで、

正確には、『すでにそうであることを思いだすこと』です。

 

 

だから実際は何かになるわけではありません。

 

 

 

こだわりを捨てるという意味は、

 

その時々の自分、

 

その時々の誰か、

 

その時々の環境や出来事、それらをとりあえず受け入れてみるってことです。

 

 

 

 

そーっと受け入れてみる。

 

 

マインドに潜むエゴを刺激しないよう、ゆっくりゆっくり受け入れて、のんびりのんびりゆるしていく。

 

 

焦らず、ゆっくり、のんびりと。

 

 

 

そういうことを繰り返してゆくことで自動的に『本当の自分』になっていくのです。

 

『神』に創られたときのまんまの、純粋無垢で無限のパワーを持った『本来の自分』です。

 

 

 

何かを身につけ蓄積していくのでなく、

 

どんどん削ぎ落として身軽になってゆく……

 

それが本当の意味での“進化”なのです。

 

 

 

特別に目標として「なろう」と意識する必要もなく、

 

ただ毎日起こることを、特別な意味を付けずに受け入れていけばよいのです。

 

いつだって自分が付けてしまった意味が自分自身を苦しめているのですから……。

 

 

 

 

 

目的地までのすべての立ち位置はプロセスにすぎません。

 

 

それは何らかの小さな結果に見えるかもしれませんが、所詮はプロセスという幾多の点の一つにすぎません。

 

 

それ以上もそれ以下でもなく。。。

 

 

一つの点は最初から意味を持っていません。

 

 

けれどどうでもいいわけでもありません。

 

 

 

【今ここ】は線路の枕木のようなもの。

 

 

 

線路が【今ここ】にいる自分を、

本当の自分がいるところへ連れて行ってくれるのだとしたら、

 

レールを支える枕木は重要な役割を担っているはずです。

 

ただし、枕木の存在理由はそれ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

運んでくれる一つ一つの枕木に感謝して前に進んでいく。

 

そこに感謝だけを残し、

 

通り過ぎた枕木のことは忘れてしまってよいのです。

 

 

 

 

 

『これでいいのだ』

 

 

バカボンのパパの有名な決め台詞です。

 

世の中で何が起きても関係ない。

 

いつだってバカボンのパパは幼子のように純真で楽観的。

 

何をしても、

 

何が起きても、

 

最後には、

 

「これでいいのだ！」と言って終わりです。

 

 

 

 

まるで達観した禅僧のよう。

(だいぶ下品な禅僧ですが。笑）

 

 

 

「バカボンのパパになりたい」

僕は最近そんなふうに思います。

 

 

「イエス・キリストみたいになりたい」

と思うと、なんだか果てしなく先になりそうな気がしてしまいますが、

バカボンのパパなら、早めになれそうな気がします。笑

 

 

バカボンのパパなら、なれなかったとしても凹んだりしないじゃないですか。

 

なれなくてもぜんぜん劣等感は抱かない。

 

卑屈になって自分を責めたりしない。

 

こだわらずに済む。自分を責めずに済む。

 

僕にとっては当面の目標として最適です。笑

 

 

 

 

【今ここの状況】、

 

【今ここの自分】が理想的だろうとなかろうと、

 

それはプロセスの一点にすぎない、

 

だから、

 

 

とりあえず「これでいいのだ！」です。笑