双子の魂


 

 

会えないけれど、いつも心の中に住んでいる人はいますか?

 

生きているけど何かの事情で会えなくなってしまった人。

 

すでにこの世を去ってしまった人。

 

 

僕にはいます。

 

何人もいます。

 

その何人かの中で、 

ほとんど言葉すら交わしたことがないのに、事あるごとに思い出してしまう人がいます。

 

 

もうどこに居るのかも知らないし、 

お互いの環境が違いすぎて、接点もまるでないまま疎遠になってしまったけれど、

 

 

それでも心の中にその人がいます。 

その人のことを、ほとんど忘れかけていても、またフッと思い出す、そのくり返しです。

 

 

なぜかはわからないけれど、その人を思い出すととても安らぎを感じます。

 

力が湧いてきます。 

 

 

なぜそうなるのかわからずに悩んだこともありました。

 

僕自身はその人のことを自分の「ツインソウルではないか」と思っています。 

自分のガイドに聞いてみたことがあるのですが、「そうだ」と返ってきたことがあります。

 

 

 

俗に「ツインソウル」と呼ばれるものを簡単に説明します。

 

人は何度もこの物質世界に再生するのですが、 

過去世のある時点まで、同じ人間として生きていたことがある人のことです。 

 

 

わかりやすい表現をすると、ある時点で魂が二つに分裂したってことです。

 

ただ、すべての人は一つのスピリットであり、一つのマインドですから、 

「一つの魂が二つになった」という表現は的確ではありません。 

 

 

まぁ、ある時点まで同じ過去世の記憶を共有していることになるわけです。

 

ツインソウル自体は特に珍しいことではないといわれています。 

ただ、同じ時代に生まれてきたり、同じ国に生まれてくるのは珍しいようです。

 

誰にでも必ずそういう人がいるという説もありますし、 

いるとしても出会う確率は低いという説もあります。

 

これはよくソウルメイトと同じに考えてしまう人がいますが、 

ソウルメイトの場合は過去世でも会ったことがある人、 

あるいは来世で会うことが約束されている人のことをいいます。

 

道ですれ違うだけの人も、やはり過去世のどこかで会っていたりするので、 

基本的には会う人みんなソウルメイトということになります。

 

 

 

もともと私たちがこの世界に何度も再生してくるのは、 

 

毎回違った環境、違ったパターンの人生を経験するなかで、 

 

自分のレッスンを完了させて、『神』のもとに帰る、幻想の夢から完全に目覚めることが目的です。

 

よって大抵ツインソウルは別々の国に生まれてきます。

 

同じ時代、同じ国、似通った環境で、似通った人生を同時に送っても、効率的なレッスンとはいえないのです。

 

 

 

もしも別々の時代に生まれた場合は、一方が過去世、一方が来世ってことになるわけです。

 

ややこしいですね。笑

 

 

 

姿形が似ていることはないのですが、

 

ものを見る目、価値観なんかがよく似ていたり、

 

あるいは、全く違う環境にいながら、いろいろとシンクロニシティが多かったりします。

 

 

 

同性だったり、異性だったり、ケースバイケースです。

 

異性でも恋愛関係になるケースは少ないようです。

 

恋愛関係になることもありますが、それはお互いのレッスンを完遂するのにお互いに助け合う必要がある場合です。

 

残念ながら燃え上がる恋をするためではありません。笑

 

 

 

そもそも出会うことが稀なので。 

僕の場合、その人は異性ではなく同性です。

 

 

 

霊界の高次の存在は、

 

肉体の私たちがそういったツインソウルや、 

ソウルメイト(過去世で関わりがあった人)を過度に気にすることを、あまり良く思ってません。

 

 

 

そういったつながりを気にしてしまう気持ちは理解してくれています。

 

しかし、私たちが、特定の人とのつながりを特別視するようになると、 

 

それ以外の人たちも含めて【すべてが一つ】だってことに目を向けなくなる恐れがあるからです。 

 

 

 

だから高次の存在が、ツインソウルやソウルメイトについて何かを伝えてくるときは、 

その情報が『今ここにいる自分』のレッスン、成長に役立つ場合だけです。

 

 

 

基本的には、聞いてもほとんど教えてはくれないものです。 

それは、ここに生きる私たちの成長を思ってのことです。

 

 

 

僕がその人を忘れないのは、 

きっと僕がその人から何かを学ぶ必要があるからだと思ってます。

 

 

 

べつにその人から直接言葉で教わるってことではなく、

 

僕がまだ気づいていない大切な何かを、

 

その人の存在そのものから学びとる必要があるのだと感じてます。

 

 

 

僕自身が、『本当の自分』として生きるために必要な何かだと思います。

 

それとツインソウルはもともと同じ魂だったので、波動がきわめて近いわけです。 

よってお互いに無意識に情報を送ったり、エネルギーを送ったりしています。わかりやすくいえばテレパシーですね。

 

そういうことをお互いに無意識にやっているわけです。

 

テレパシーというものは、べつにツインソウルでなくてもあるのですが、よりつながりが強いわけです。

 

それは双子の兄弟、一卵性双生児に似たものがあります。

 

一卵性双生児が、離れて暮らしていても、同じ時期に同じ趣味をお互いに知らずに始めたり、知らずに同じような仕事に就いたり、 

同じ時期に同じような病気にかかったりすることは珍しくないのですが

双子の場合もお互いの波動が近いために見えないところで深くつながっているわけです。

 

 

 

あなたにも、そんな人がいるかもしれません。

 

その人とは、すでに会っているかもしれませんし、

 

これから会うのかもしれません。

 

あるいは存在には気づいても、生涯言葉を交わすことすらないかもしれません。

 

 

 

 

目を閉じてみてください。

 

心の中に浮かんだ人はいますか?

 

心に浮かんだだけで、癒やされる感じがする人はいますか?

 

 

 

その人は、あなたにとって大切な何かを伝えているのかもしれません。

 

言葉にならない、大切なメッセージを持っているのかもしれません。

 

 

 

静かに目を閉じて、

 

その人をイメージして、

 

その人が語る言葉を聞いてください。

 

 

 

言葉にならない言葉を、マインドで感じてください。

 

どんなに遠く離れていても、あなたとその人は一つのマインドです。

 

 

 

すべては一つなのです。