出会う人すべてがあなたの教科書です


 

 

この世界は何かになるための学校ではありません。 

 

肉体のあなたは不完全ですが、『本当のあなた』は最初から完全です。 

 

自分が完璧になるために努力する必要はありませんが、

 

『本来の自分』『すでに完璧であること』を思い出すための努力は必要です。

 

 

 

 

 

完璧になるための教科書は不要です。

 

(これはあくまでも霊的な目的においてはという話ですが)

 

 

しかし、『本来の自分』を思い出すための教科書、参考書などは必要です。

 

 

 

ハイヤーセルフ(聖霊)という教師は、出会いのすべては【必然】だと教えます。

 

よって、その出会う相手を【あなたが本当の自分になっていくための教科書】として利用します。

 

 

恋人、夫婦、家族、友人、同僚、あらゆる人間関係は、

 

あなたが『本当の自分』になるために役に立つ教科書としてあなたの目の前に現れます。 

 

 

同様に、相手にとってもあなたは大切な教科書となります。

 

 

 

その教科書は、「あなたが持つ可能性」を気づかせてくれるかもしれません。

 

 

その教科書は、「あなたが捨てるべきなのに捨てられずにいるもの」を見せるかもしれません。

 

 

その教科書は、「あなたが見るべきものなのに見ようとしないもの」を思い出させてくれるかもしれません。

 

 

そして、「それは本当は怖くないんだ」ってことを教えてくれるのかもしれません。

 

 

 

 

 

フィジカルマインド(自我)という教師は、あなたの出会いのすべてを

 

「良い出会い・悪い出会い」で判断させます。

 

 

 

あなたが相手に対してどんな役割を期待しているかによって、あなたの価値判断が変わります。 

 

あなたが相手に期待していることが大きいか小さいかに関わらず、

 

あなたの期待に沿ってくれる相手は「良い人」になり、

 

期待に沿わない人は、「悪い人」になるのかもしれません。 

 

 

 

フィジカルマインド(自我)という教師は、出会いは【偶然か運命のどちらか】と教えます。

 

よって、あなたが気に入らない相手との出会いを【悪運】と決めつけ、

 

「早く次の出会いを探しなさい」とあなたに告げます。 

 

そもそもフィジカルマインドは出会う相手を教科書だとは考えないでしょう。

 

 

 

 

『あなたがなりたいと思うもの』 

 

『あなたが自分の中の好きな部分』 

 

それらを見せてくれる相手を、あなたは【相性が良い人】と感じ、好きになります。 

 

 

あなたが自分の中に何らかの不足を感じていなければ、

 

「自分は完全なんだ」「このままでいいんだ」と思わせてくれる相手を引き寄せます。 

 

 

そして、自分のことがますます好きになります。

 

 

 

  

 

逆に、

 

『あなたがなりたくないもの』 

 

『あなたが自分の中の嫌悪している部分』 

 

を見せてくる相手を、あなたは【イヤな人、相性が悪い人】と捉えます。

 

 

 

あなたが自分に不足を感じていると、 

 

「やっぱり私は不完全な人間だ」 

 

「私の足りないものを補ってくれる人がいないと私は生きられないんだ」 

 

と思わせる相手を引き寄せます。 

 

 

そして、自分のことがますます嫌いになります。 

 

 

 

 

 

 

相手との関係が自然に終わるとしたら、それは決してネガティブなことではありません。 

 

たとえるなら、あなたが1冊の教科書(その相手)をすべて読み終えたってことです。 

 

その教科の必要な単位が取れて、進級するようなものです。 

 

進級して新しい教科書を渡されるように、また新しい出会いがあなたを待っています。 

 

 

 

「別れたいのになかなか別れられない」とか、 

 

「ようやく別れて新しい人と付き合ってみたら前の人と似ていた」 

 

とかいうことがあります。 

 

 

それは、 

 

「まだ単位が取れていない」 

 

「まだそのレッスンを終えていない」 

 

「まだその教科書を読み終えていない」 

 

ってことなのかもしれません。

 

 

あなたがその教科書から学ぶべきことを学ばないうちに、次の教科書を求めてもダメなのです。

 

 

 

 

 

「先生っ、この教科書は好きじゃないから他の教科書にしてください」

 

と言ったら先生はどうするでしょう?

 

 

 

「ハイ、ハイ」と言って別の教科書を用意してくれるでしょうか?

 

 

 

そんなの通用しませんよね。 

 

 

それと同様に、ハイヤーセルフというあなたの担任教師はこう言うでしょう。 

 

「今、あなたの目の前にある教科書が、今のあなたにベストな教科書です」と。 

 

 

相手が誰であれ、その人とずっと付き合い続けなきゃいけないわけではありません。 

 

あなた自身が、自分のマインドの中で、変えなくてはいけないものをまだ変えていないのです。 

 

あるいは、とっくに気づいているのに気づかないフリをしている何かがあるのかもしれません。

 

 

 

あなたにとってその教科書が「どう見えるのか」ではなく、 

 

あなた自身がその教科書を『どう見ようとするのか』が重要なのです。

 

 

 

その教科書は、あなたがなりたい自分になるために必要なことを教えてくれるのかもしれません。 

 

その教科書は、「あなたは今のままでいいんですよ」と伝えているのかもしれません。

 

 

その教科書は、あえてあなたに「あなたらしくないこと」をやらせて、

 

『本当になりたい自分は何なのか』を気づかせようとしているのかもしれません。 

 

 

そういう意味においては、 

 

あなたが出会う人、 

 

あなたが関わりあう人すべては、 

 

その時々のあなたにとって、 

 

【ベストな出会い(ベストな教科書)】なのです。